256740 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

多摩の毎日

多摩の毎日

下山して温泉へ

6:30淀川登山口から一番に登ってきた人の話し声で目が覚めた。

宮之浦岳日帰り、縄文杉縦走も早朝出発が基本なので、タクシーで登山口まで来る人は多い。少しずつ人が山に入り始め、ここで一度目の休憩をとり川を渡って上り始める。

私たちも起きだして、朝食をとったりして今日も山頂は雨かななんて思う。この辺は小雨が降ったり止んだり、明るい日差し。
イアンの食パン一枚の朝食にコーヒーをご馳走して、やがて彼は山に向かっていった。この小屋での一夜をどう思ったのだろう。日本の山は夜な夜なゴーストが大騒ぎをするとでも思ったか。

P8080537.JPG

今日は下山だけ、バス時間は遅いのでかなり時間調整し、8:10小屋を離れる。
苔やシダに覆われた大きな木はニュージーランドの森を思わせる。雨でしっとりした緑をすっかり楽しんで登山口に到着。9:00

すれ違った人意外はもうここからの登山者は今日はいないだろう。人のいない道路をバス停に向かって歩く。道路を遠回りさせても守られた、大きくて立派な川上杉を眺め30分ほどで紀元杉バス停へ。

近くでキャンプしていたという屋久島の常連さんがバス待ちしていた。
紀元杉はすぐそこだというので見に行った。車で見られる一番古い大きな木、たくさんの木が着生していた。自家用車やタクシーで実に来る人がどんどんやってくる。

P8080544.JPG

バス停に戻ると、昔の屋久島の話、屋久杉の歴史についていろいろ教わった。詳しい人はいるもの、知ってみると感心することもたくさんある。

そうこうしているうちにバスに乗り下界へ降りていく。晴れている、暑いなんてものじゃないくらいの暑さ、バスの運転者さんの勧めで港近くのレストランで昼食。
簡素な食事が続いていたので、おいしい。ご飯一粒もおいしい。
こんなに晴れているのに山頂はグレーの雲がかかっている、今日も降ったり止んだりか。

P8050444.JPG

最初に泊まった民宿に預けた荷物を受け取り、宮之浦と安房の中間、空港前の「まんてん」温泉旅館が今日の宿泊地。まだチェックインの時間ではないので部屋には入れないけど、先にお風呂に入れてもらった。

出来て間もない温泉旅館はなかなかよい感じ。小さな民宿、避難小屋に差をつけての最後はちょっといい所に泊まる。いつものパターンです。
汚れを落として、お風呂に浸かるとぬるっとした感触がみょうにいい。外は晴天で暑いけど、ぬるめの露天風呂にじっと浸かってみる。

部屋は洋室、建物は何棟かに分かれていて部屋は狭くとも広い畳の休憩室などを完備して合理的に出来ている。食事はバイキング、結構豪華で刺身・寿司・黒豚しゃぶしゃぶ・黒毛牛ステーキ・中華にイタリアン・和食となんでもある。
紅芋の冷たいスープがおいしい、家族連れが大勢。

夜空を眺めながらもう一度、露天風呂に入っておやすみなさい。

P8090545.JPG



© Rakuten Group, Inc.